恵紹という法名

子供の頃からいずれはこの世界に入るとだけんと言われ続けてきた私でした。

小学生の頃には不思議な夢を沢山見ながら、それが正夢になる事も何度もありました。

先代からは、小学生の頃だったのですが、「般若心経」、「龍神祝詞」、「関係ある御真言」を教えてもらい?紙に書きなさいと言われて、ひらがなで書きました。読めるようにならんとねーと言われました。自宅には仏壇と別の部屋には神棚がありましたがいつの間にか一部屋におさまり、母親が毎日のお務めとしてお参りをしていました。

しばらくして、先代から般若心経を読めるようになったかい?ちょっと言ってみてごらんと確認されたようです。しかしながら、考えてみると龍神祝詞をメインにしていた子供時代でした。

大人になるにつれて、なかなかその世界に足を入れる事に躊躇しますが、占いの、姓名判断や手相占い、四柱推命などなど興味津々で見てもらうと何故か?貴方は将来はこの世界に入る人ですよ。と言われて「あーまたかー」と多少ガックリしたものです。

数年前の私が佐賀で仕事をしている時に、数ヶ月に一度のペースもしくは用事があるとき、もしくは先代が神社参りに行きたいと言われた時などには石釜に行ってました。夜に帰るために車に乗り、窓を開けて挨拶をしながら帰宅しようとして「どんなにしてもいずれはあんたはこの世界に入らないかんとだけん」と半分泣きみたいな雰囲気でしたが、それでも「いえいえ…と」軽く拒否していました。単純明快な回答として荷が重いからです。

他人の幸せは人生に関わることなので簡単なものではありません。

今から20年くらい前に、石釜にて先祖供養の御経を録音させてもらいました。ずっとずっと眠っていたデータを取り出したのは昨年からです。

あの録音の時に、これを基本として先祖供養をして行きなさいと言われた事を思い出しました。

昨年末から師僧を探して探して、やっと今年始めに法名をいただきました。それから仏門に入り何とか入り口に来れました。

修行として滝行、読経、まだまだ勉強が足りないですが、目的のため精進して行きたいと思います。

この恵紹とは?「紹」つなぐとか継ぐという意味があるとの事でした。初めて会ってお話、事情を説明した時に師からも「この世界に入らないかんといかん人はどんなにしても入るようになるもんね」と言われました。名前の画数は「21」大吉数です。総画「41」は調べたら覇王の運だそうです。師は画数も良かったのでそうしましたよ。と言われました。

私の目的のひとつは先代の目的と同じにして、このお寺の発展、参拝者が増えていく事、皆の幸せを祈願し、開運を導き開く事、先祖供養に始まり先祖供養で終わる読経に力を注いで精進したいと思います。

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