自我偈のお話その2

私の智恵の働きがこれほど優れ、その光はどこまでも照らし、寿命が永遠なのは、過去の長い間の修行の結果なのです。もしあなたたちに智恵があれば、私のいったことを疑ってはいけません。疑う心を完全になくして下さい。仏の言葉は常に真実です。例えば医者が、狂った子供たちを技法を以て救うために、生きているのに死んだと言ったのが嘘でなかったように、私も人々の父として、彼らの苦しみを救おうとしているのです

人々は迷っているので、私が死んだと錯覚しています。私が常に姿を現わしていますと、なまけ心を起こし、欲望に捕われて、悪世界に堕ちることになります。そこで私はいつも人々が、正しい道を歩んでいるかを見極め、どうすれば救えるかを考えながら、ふさわしい教えを説いています。そして常に、「どうすれば人々を最高の教えに導き、一刻も早く仏に成るだろうか」と常に念じているのです。

簡単に説明すると、お釈迦様いわく、私はずっと昔に悟りを得ています。しかし、方便にて死んだようにしていなくなりましたが、実はいつもそばにいるのですよ。という意味だと解釈しています。 

天台宗や日蓮宗の葬儀などで読まれる御経です。

供養にも自我偈を読経しています。

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