六地蔵のお話

ここ一年において、急激に様変わりをしたお寺ですが、着実な工事計画のおかげにて随分とお寺として落ち着いてきました。

建物内部の本堂もですが、やはり外回りの工事は個人的には規模が大きい計画です。

本当にクラウドファンディングを計画したいよねのプロジェクトがあります。

「六地蔵」計画です。

龍下寺の外回りには、観音様、大黒天さま、恵比寿さま、龍頭観音様、水子地蔵さま、猿田彦神、青龍、地龍、千眼龍、石釜大観音さま、龍王不動明王さま、弘法大師さまが祀られています。

ここに、六地蔵さまをお祀りして、外宮にお稲荷さんをすれば、完了となります。

何故に??六地蔵なのかと書きますと…

まず、六道(りくどう)の説明となります。

六道とは?地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天の六の世界です。

死後の魂は、これらの何処かに落ち着きます。輪廻転生の世界です。

罪を償う地獄道、困った人を見捨てる罰として、餓鬼道、動物として生まれ変わる畜生道、常に戦いを強いられる修羅道、煩悩を抱える人間道、天人が住むとされる、天道と書物には書いてありました。

六地蔵尊とは…六道の世界を輪廻転生しながら彷徨い続ける人を全て救済し、極楽浄土へ導いてくださるという誓願をお持ちの菩薩さま。だそうです。

六地蔵さまに手をあわせて拝む事によって、未来の自分自身、はたまたこの六道の何処かにいるであろうな御先祖様を救済していただく、そんなお願いをして助け導いていただくためにも、この龍下寺には必要な菩薩様だと思っています。

先代が生前よく申しておりました。

人間は如来の域には行けないけど菩薩にはなれるから「人間菩薩」にならないかん!!

皆さんも今を生きるため、人間菩薩を目指して心豊かにお過ごしください。

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