石釜大観音龍下寺の信仰と特徴
この寺院は、仏教や神道の枠を超え、非常に多様な神仏を祀る独自の信仰形態を持っています。
龍神信仰: 白龍大権現、大海之龍王尊、一願龍、赤眼龍、青龍、地龍、千眼龍といった複数の龍神が鎮座しており、龍神を中核とした信仰が根付いています。
多岐にわたる神仏: **杵築大明神(素戔嗚尊)**をはじめ、大黒天、恵比寿、稲荷神、天狗、猿田彦といった神々や、弘法大師、阿弥陀如来といった仏教の尊い存在も共に祀られています。
これは日本の神と仏が融合した神仏習合の信仰形態を色濃く反映しているといえます。
宇宙観と根源の神: そして、これらの多様な神仏の根本にあるのが、宇宙の根源神とされる**天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)**です。この神を祭神としていることから、この寺院は壮大な宇宙観を持つ「大宇宙のお寺」として位置づけられています。
菊池一族の供養: さらに、明晃寺を創設した僧侶が菊池一族と深い関わりを持つことから、龍下寺の観音像は菊池一族の御霊を供養するという特別な役割も担っています。
今回は、わかりやすく紹介文を作りました。
お寺には御由緒もありますが…もっとわかりやすく記載してみました。